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あなたside
鏡に映った体を見る。
『…』
体が透け始めていた。
もう既にこの状態だ。
あと何日だろうか。
あと何日で…
ガタッ…
その音に驚き、振り向けば…
「…」
私は何事もなかったかのように、着物を着直した。
『人の屋敷に忍び込んで、挙句の果てに盗み見なんてらしくないことしますね。不死川さん』
「声はかけた…それ、なんだ」
『仮にも柱という方がこんなことしちゃ……っ!?』
「何だっつってんだろ!」
私の腕を掴んで、必死な顔をしていた。
なんて顔してるんだろう。
『…見たんですか』
睨みつければ、彼も同じように睨んできた。
逃げられないと深いため息をつけば、手の力は緩んだ。
『この世って、残酷なんです』
『この世は、大勢の人のために誰かが犠牲になるんです。』
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楓(プロフ) - めっちゃ泣きました(´;ω;`)とっても面白かったです!!推しがぁぁぁぁってなりました笑これからも頑張ってください‼︎ (2021年12月8日 21時) (レス) @page50 id: ef9e4cc349 (このIDを非表示/違反報告)
きりん(プロフ) - 萩さん» ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです!これからも頑張ります。 (2021年8月29日 22時) (レス) id: 449a33bf31 (このIDを非表示/違反報告)
萩 - とても面白かったです!これからも頑張ってください! (2021年8月29日 6時) (レス) id: 208e44543f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きりん | 作成日時:2021年7月18日 20時