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玄弥side




『玄弥くん!私をあそこまで投げてっ!』





隣にいた女は俺にそう指示した。




炭治郎たちに気をとられていたため見ていなかったが、よく見れば温泉行く途中に出会った奴だった。それに先程は俺らを命がけで守ってくれていた。




何者か分からなかった。




鬼殺隊じゃないだろうし、日輪刀だって持ってない。





「あんたっ…」





腹から血が流れていて服は血だらけ、腕と足は傷だらけだった。




それなのにまだ、何かをしようとしているのか。




刀なんて持たねぇくせに。




俺よりも、弱いだろ。





『いいから、早く!そうじゃなきゃ人を守れない!』





その言葉に、俺は何かを忘れていたような気がした。





「わ、分かった!刀で飛ばすから、あとは知らねぇぞ!」




『うん。…ありがとう』





そう言って微笑んだ女に、古い記憶が蘇った。





┈┈┈┈┈家族は俺たち二人で守ろう。





あぁ、あの時もこの女と同じように笑ったんだ。




兄ちゃんも。

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(プロフ) - めっちゃ泣きました(´;ω;`)とっても面白かったです!!推しがぁぁぁぁってなりました笑これからも頑張ってください‼︎ (2021年12月8日 21時) (レス) @page50 id: ef9e4cc349 (このIDを非表示/違反報告)
きりん(プロフ) - 萩さん» ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです!これからも頑張ります。 (2021年8月29日 22時) (レス) id: 449a33bf31 (このIDを非表示/違反報告)
- とても面白かったです!これからも頑張ってください! (2021年8月29日 6時) (レス) id: 208e44543f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きりん | 作成日時:2021年7月18日 20時

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