今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:3,720 hit
小|中|大
. ページ15
『あ、でも大倉ファンがたくさんいるからあげられないかもね〜(笑)』
「お前のは何が何でも貰ったるわ」
なぁ、なんで気づかへんの?
『何、その上から目線』
「おれ、好きやからさ…お前、…のチョコ」
あかん!俺ヘタレすぎる!!
『ほんとっ?そう言ってもらえると嬉しいっ!』
ニコニコ笑うこいつを好きになったのはいつからやろうか。
毎年毎年バレンタインはひとりドキドキして、Aからチョコを貰えるかなって。
でもこいつは俺がそんなこと思っていることさえ、気づいていない。
俺が優しいのはお前だけやねんで。
『ふふっ』
そう言いたいのに言えないのは、俺のヘタレな性格のせい。
はよせなこいつが取られてしまうかもしれへんのに、この関係が終わってしまうかもしれないと考えると言いたくない。
ホンマに好きやねん。
断られて、今の関係が壊れるくらいなら今のままがえぇかもしれへん。
なんて、ヘタレな俺は考えてしまう。
気づいてくれへんかな。いや、鈍感なこいつは気付かへんよな。でも、気づいてほしい。
[はよ……気づいて]
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
5人がお気に入り
5人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:きりん | 作成日時:2018年2月21日 19時