一般人が柱に守られる！？ spin-off

． ページ50

あなたside




『何故、関係の無い冨岡様を殴ろうとしたの。私を殴れば良かったでしょう！？』



奏「そいつが、…俺より姉ちゃんのこと、理解しているとか、言うからだろ…」



『だからって、手を出す必要はなかった！』



奏「何で姉ちゃんはそいつの味方なんだよ！」



『味方とか敵とかないでしょう！？貴方の身勝手な行動で、冨岡様が怪我をしたの！』



奏「何、だよっ…姉ちゃんは俺よりもそいつのことが大事なのかよっ！」



『何もそんなことは言ってないじゃない！』



？「どうされたのですか？」



？「Aちゃん？」



？「ド派手になーにやってやがる」



聞き覚えのある声に、振り返ればそこにいたのはしのぶ様たちだった。



しまった、と思った。ここは蝶屋敷の前。たくさんの隊士達の方がいらっしゃるのにこんなに大きな声を出すなんて…。



しのぶ様たちに気を取られていれば、奏多はいつの間にか消えていた。



蟲「大丈夫ですか？彼、どこかへ行ってしまいましたけど…」



『はい、大丈夫です。ご迷惑おかけして申し訳ございません』



蟲「いえ、全然大丈夫ですよ」



音「ところでこいつはどうした？」



『あ、冨岡様は殴られてしまって…』



恋「！！(Aちゃんを庇って殴られたのかしら！？男前だわ、冨岡さん！)」



『しのぶ様、冨岡様の手当てお願いできますか？』



蟲「はい、分かりました」



私はそのまま皆さんと蝶屋敷に入って、部屋に戻った。

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続編へ続きます。

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