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美帆side
ジャキッ!!
何かが斬れる音がした。
振り返ればそこには跡形なく切り刻まれた残骸が転がっていた。
男「な、何なんだっ…」
男「お前たちは何だ!」
この事態にさすがに男たちも焦っていた。
何、あの人たち。投げつけられた椅子や机を切り刻むなんて…
美「!?」
思わず凝視してしまった。だって彼らの手には刀の鞘が握られていたから。
男「刀だとっ!?」
さすがに太刀打ち出来ないと感じたのか、男たちも逃げ出すために私の所へ走り出してきた。
私は一足先に扉に手をかけようとした。
美「え…?」
でもそこにあったはずの取っ手がなくなっていた。
音「自分だけ逃げ出す気だったようだが」
炎「そんなことさせるわけないだろう」
風「恐怖ってやつ、味合わせてやるよ」
ブンッと振られた刀は確実に私の首を狙っていた。
殺される、そう思った。
ギュウと目をつぶったが、痛みはいつまで経っても襲ってこなかった。
恐る恐る目を開いてみれば、首ぎりぎりに刀の刃があった。
ゴクと唾を飲んだ。それと同時にプツンと緊張の糸が切れて、そのまま目をつぶった。
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令花 - 冨岡さんめっちゃかっこいい (8月3日 15時) (レス) @page50 id: 9fc0619dbf (このIDを非表示/違反報告)
美咲 - 早く続きが見たいです!よろしくお願いします! (2022年3月4日 15時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - めっちゃくっちゃ、キュンキュンしました!ありがとうございました🙇 (2022年3月4日 14時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
りん∞(プロフ) - ラテPさん» 頑張ります!ありがとうございますヽ(*^^*)ノ (2021年5月9日 21時) (レス) id: 449a33bf31 (このIDを非表示/違反報告)
ラテP(プロフ) - もちろん\(^o^)/この作品も、更新したごとに、見たいと思います 更新頑張ってください (2021年5月3日 16時) (レス) id: f555ccc325 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きりん | 作成日時:2021年4月28日 3時