検索窓
今日:5 hit、昨日:2 hit、合計:97,928 hit

34 ページ35

あなたside




『任務に同行します。よろしくお願いします』




「うむ!宜しく頼む!」





隣に立つ煉獄さんは随分と目立つ。




声もそうだし、見た目も。




刀を見られて警官に取り締まられないだろうか。




そんなことを思いながら、いつの間にか駅に着いていた。





「これが人を攫う列車か!」





こんなにも大きな列車を見るのは初めてだった。




『煉獄さん、声が大きいです』




「うむ!それは悪かった!」




『煉獄さん、どこから乗りますか?』














返事がないことを疑問に思い、隣を見れば彼はいなかった。




え??消えた?




もしかしてもう鬼にっ…!





「うむ!!十五個頼む!」





声がした方を向けば、そこには駅員さんと話す煉獄さんがいた。





『れ、煉獄さん?』




「どうした!Aも弁当食べるか!」




『いえ、結構です』





ほら行きますよ、と言えば煉獄さんは大人しく着いてきた。




歳上なのに、どこか子供っぽいこの人はきっと愛される人だと思った。





「Aも、食べるといい!美味しいぞ!」





とひとつ渡されて、それを食べることにした。





『あ、お金…』




「君が柱になった記念だ!気にしないでくれ!」





豪快に笑った煉獄さんに、私は何故か安心した。

35→←33



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (55 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
175人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 天気の子
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:きりん | 作成日時:2021年4月5日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。