一般人が柱に守られる！？ 陸

この有様 ページ46

煉獄杏寿郎side




鬼「あなたは生きてても一緒。早く死んで」



にやにやしながら言うその鬼に、刀を持つ手に力が入って、脈が速くなった気がした。



Aはそんなことを言う娘ではない。



ｺﾞｳ



鬼「なんだそれは…」



炎「炎の呼吸 伍ノ型 炎虎っ！」



ｼﾞｬｷﾝｯ!!!



鬼「っ…(先程より一段と速くなった…何だ、何が起こった！？もしかしてあの----のせいか！？)」



炎「何だ、考え事か？」



炎「炎の呼吸 壱ノ型 不知火っ！」



ｼﾞｬｯｷﾝ!!!!



首を斬り落とすことが出来た。すぐにAの元へ行けば息はしていたものの、浅かった。



炎「Aっ！！」



『…れんごく、様』



炎「大丈夫かっ？」



『…煉獄様こそ…大丈夫、ですか？』



まだ血鬼術が解けて間もないせいか、虚ろな目でこちらを見るAに胸が痛くなる。守ると言っていてこの有様。

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