一般人が柱に守られる！？ 陸

殺せなくとも ページ43

煉獄杏寿郎side




桜の木に身を預けるAは、鬼に血鬼術のようなものをかけられたようでぐったりしていた。



炎「お前はAに何をした！？」



鬼「大丈夫…すぐには死なないから」



ｻﾞｸｯ!!!



鬼「…早くなった…君にとってあの子がどれだけの力になれるのかが分かるよ」



炎「黙れ」



腕は切れたものの、すぐに戻った。



鬼「何で今まで俺がこの子に化ける血鬼術を使ったと思う？」



炎「知らん！」



鬼「…あの娘は二百年前にもいた女に似ている」



その時のその言葉を言った時だけ、まるで鬼舞辻無惨のような雰囲気であった。



炎「…」



鬼「…あの方が求めるのはあの子だ。お前に用などない」



炎「お前は先程、Aに血鬼術をかけただろう！すぐに死なないと言ったが、解かなければAは死ぬ！Aを殺せばお前も無惨に殺されるだろう！」



鬼「あぁ、だからお前をすぐに殺して、その後で血鬼術を解く予定だ」



炎「俺を殺せなかったら？」



鬼「そんなことはない。必ず殺せる。…まぁ、殺せなくても…」ﾆﾔ

首を→←暖かい炎

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す