抵抗 ページ13
あなたside
そんなことはさせないと、私は声を出す。
『やめてっ!そんなことさせないっ』
直「ねぇ、うるさい。君は俺のものなんだから、黙ってて?」
低い声が聞こえて、スッと出されたのはあのナイフ。それでまた私の首の傷を撫でるようになぞった。
『ぅ…!』
すると当たり前だが、ツゥと血がまた流れ出た。再び来た痛みに耐えきれず、涙が頬をつたう。
直「血に濡れ、涙に濡れるそんな姿も綺麗だね」
私の首から流れ出た血を指ですくい、舐める。
そんな気持ちが悪い行動に、私は眉をひそめた。
直「じゃあ行ってくるね」
いい子にしてるんだよ、と言われたけれどいかせるわけがない。時透様と宇髄様を殺すと言っていて、そのままにしておくわけが無い。
流れる血は気にせずに、彼に抵抗の目を向けた。
直「何その目。自分がどの立場か分かってんの?」
直「分からないなら、分からせないといけないよね」
ニヤァと笑った彼の手にはまた先程のナイフが握られていた。
562人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
廣岡唯 - 面白いな頑張れよ (11月16日 10時) (レス) @page1 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - めっちゃくっちゃ、キュンキュンしました!ありがとうございました🙇 (2022年3月4日 13時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
アオちゃん - とても面白かったです!!一応私の名前も葵と言います!運命なんでしょうかア゙ア゙ア゙ア゙ア!!!?………(´ρ`*)コホン……これからも頑張ってください🔥応援しています!! (2022年1月15日 20時) (レス) @page1 id: a5ab7eb0d5 (このIDを非表示/違反報告)
りん∞(プロフ) - 。さん» 一応無くなった設定で行こうかなと思います!あまり深く考えてなかったです。すみません!読者様のお好きな方で捉えてもらって大丈夫です(^-^) (2021年2月20日 18時) (レス) id: 449a33bf31 (このIDを非表示/違反報告)
。 - 主人公の首の傷跡無くなりましたか? (2021年2月20日 18時) (レス) id: 8e88cca1a9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:きりん | 作成日時:2021年2月10日 18時