ワッフル屋の彼女。2（黄） (ページ1)

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こんな彼は初めて見る。

そんな、そんな目で見ないでよ。

誠「Aから誕生日プレゼント貰ったじゃん？」

誠「あれってさ…錦戸くんにしかこれ欲しかったって言ってないんだよね。」

あ「錦戸くんと知り合いなの…？」

誠「1回だけ共演したんだけど…その時にちょっと話しただけだけど」

あ「そう、なんだ…」

誠「で？なんでAは錦戸くんと知り合いなの？」

あ「私は、バイト先で…よく通ってくれてて。それから少し話すようになったの」

誠「…ほんとに？」

何を疑ってるんだろう。それ以外に私が芸能人と会える機会なんてないのに…。

あ「ほんとだよ」

誠「じゃあなんで錦戸くんにしか話してない物をAがドンピシャで誕プレとしてくれたの？」

その言葉で思い出す。私があげた誕生日プレゼントに対して、彼は喜んでいたが、確かに少し何かを疑うような仕草をしていた。

あ「なんでって…誠くんの誕生日プレゼントを買いにショップに行ってたら、ちょうど錦戸くんと会ってその話を聞いたの」

誠くんはまさか、私と錦戸くんが約束をして会ったとでも勘違いしているのではないだろうか。

そんなわけない。第一、あの頃はそこまで仲良くなかった。なぜ錦戸くんと二人で、しかも私の彼氏の誕生日プレゼントを買うことになったのかは今でも謎だ。