【BE:FIRST】一石二鳥 (ページ7)

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『……クソ……………』

私を煽るかのような顔をしてから舜斗の所に行った真人。

クソ、なんで私じゃないんだ。

普通こういう場面では女子を呼んで、きゃーってやつじゃないのか？

『……妄想しすぎた……』

そんな自分に呆れ、机に頭を突っ伏した。

それから10分くらいしてから、肩を叩かれた。

誰だ？

顔を上げると、そこにはニコニコの真人が居た。

何だ、また煽ってきてる。

『……何。

今夢見たくて必死に寝ようとしてるんだけど』

「あははっ、マジ？邪魔しちゃってごめんね。

舜斗と何話したか聞きたい？」

『……別に。

どうせ自慢でしょ？』

そう言うと、真人は人差し指だけを突き出し、チッチッチと言いながらそれを横に振る。

「今度球技大会あるじゃん？その時に、俺に見に来て欲しいって言われてさ」

『やっぱり自慢じゃん！！くそ！！』

また机に頭を突っ伏す私に、真人はまた笑い、

「その時に、Aちゃんも見に来て欲しいだって」

と耳打ちした。

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