【BE:FIRST】一石二鳥 (ページ5)

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『…はぁ……』

はー、昨日は舜斗と写真撮れて嬉しかったな〜。

なんて思い出に浸りながら寝たからか、夢にまで舜斗が出てきてしまった。

そりゃもう最高の夢で。

舜斗が私のことを一番だと言ってくれて、しかも抱き締めてくれたのだ。

こんなに幸せなことあっていいのか？なんて思いながらその時を満喫していると、目が覚めた。

お陰様で朝からため息しか出ない。

『……今日授業中寝ようかな…、寝たらまた続き見れるかもだよね……』

そう1人でぼそぼそと呟いてる時、私の目に誰かが映った。

「さっきからぼそぼそ何言ってんのー？」

真人だった。

真人とは同じクラスで、高校に入ってから仲良くなった。

真人は人付き合いが上手で、知り合いの幅が広い。先輩とも後輩とも同級生とも上手く付き合えるタイプだ。

私は全然そんなことないので、すっごく羨ましい。

『ビックリした……脅かさないでよ』

「別に脅かしてないけど。

で、何？何かあったん？」

『いやさぁ〜……へへ、…』

「…………こっわ、関わるのやめようかな」

『ちょっ、ち、違うって！』

慌ててその場から離れようとする真人の腕を掴む。

そんな感じだと、まるで私が変態の様じゃないか。

『いやさぁ、実はね、…………

夢に舜斗出てきたの』

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