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マフィア ページ10

「ボスになんて説明しよう」

助手席に丸まっている猫を見て呟く。

「…いっそ被った帽子の中に入れとくか?」

でもこいつじっとしねェしなァ…

「おい」

呼びかけると猫は反応し俺の顔を見つめた。

「帽子の中でじっとできるか?」

「んな〜」

と気だるそうに返事をして元通りに丸まった。

いや気だるそうというか、眠そう。

そうか寝たら簡単じゃねぇか。

「…」

やっぱり寝ていた。今のうちに…

猫を俺の頭の上に乗っけて帽子を被せた。

「これで半日は持つかァ?」

車か降り、帽子を抑えながらビルの中に入った。

「あれ、中原幹部どうしたんすか帽子」

「え!?あァ、何もねぇよ」

ちっ、勘のいいヤツめ…

ボス→←朝2



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作者名:ターニャ | 作成日時:2018年2月11日 18時

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