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秘密のお話 ページ3

吾輩はネコである。名前はまだない。

まぁ戯れ言はこの位にしておこう、

私は猫。運悪く捨てられてしまった猫だ。

それもただの猫ではない。異能動物。

曖昧さ回避の為に言っておくと、人間が猫に変身できるのではなく

“猫が異能を持ち人間と同じように話せる。”

という事だ。ついでに感情も思考力もある。

飼い主が捨てた理由は私が話したからかもしれない。

なので今私を拾ってくれた素敵帽子くんの前では話さないように決めている。

それにしても整った顔だな。危うく惚れるところだった。

ダンボール箱を開けられた時は神がお迎えに来たのかと勘違いしたぐらいだ。

「動くんじゃねぇぞ!?」

とさっきから素敵帽子くんは言っているがどういう事なんだ?

気になる

「に〜」

「……」

なぜ難しい顔をする。私は鳴いただけだぞ。

溜息をしたあと彼は手を伸ばし私をひょいと抱き上げた。

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作者名:ターニャ | 作成日時:2018年2月11日 18時

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