20年の軌跡４～涙～ (ページ33)

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123話一生嵐ページ33

智side

デビュー当時は辞めたかった。

でも嵐という心地よい場所に出会って、辞めたいとも思わなくなった。

それでもここ最近、周りの友達が家庭を持って安定した仕事についているから、少し不安もあった俺。

自信を持って一生嵐にいたいなんて言えなかった。

でもこの2008年。

迷いは消えた。

この仕事は安定してる訳じゃないし、簡単に家庭を持つこともできない。

それでも

この仕事をしているからこそ、

普通は経験できないことができる。

周りには信頼できる仲間がいて

応援してくれてるファンの方がいる。

それはやっぱり

この世界に入ってなかったら絶対経験できないもので。

潤「何してんの、リーダー！

行くぞ！」

翔「考え事は終わってからにしろよ～」

和也「リーダーってたまには考え事するんですね(笑)」

雅紀「ほらほら！ファンの子たち待たせてるんだよー！」

4人に呼ばれ、俺は笑顔に戻る。

ほら、最高の仲間がいるじゃん。

辞めたいなんて思ってた自分が馬鹿みたい。

一生嵐でいたいじゃん。俺。

智「よし！行こ～」

和也「だーかーらー

リーダーの掛け声は力が入らないんだって(笑)」

翔「あはは！」

もう迷いなんてない。

一生嵐5人で

この仕事を続けるぞ。