115話 北京オリンピック ページ25
雅紀side
2008年8月。
この年、北京オリンピックが開催され、翔ちゃんはそのメインキャスターに選ばれた。
だから翔ちゃんは北京に向かった。
毎日毎日インタビューや取材をして、大変そうだけど、すごくやりがいを感じていた。
もちろん俺達の本業は歌って踊るアイドル。
キャスターだったりバラエティーだったり、映画やドラマに出演することが本業ではないけど、
仕事を頂けるってことは、必要とされていること。
どんな仕事だって疎かになんてできない。
翔ちゃんはそれを誰よりも感じていた。
雅紀「翔ちゃん、頑張ってるね。」
楽屋でテレビをつけると、翔ちゃんが選手のインタビューをしていた。
メンバー4人での仕事はやっぱり寂しい。
でもそれと同時に、
頑張ってるな。俺も頑張ろう。
そう思えた。
和也「翔さんは大学の時も頑張ってたから、体壊さないか心配だけどね。」
雅紀「そうそう。大丈夫かな？」
俺とニノが話していると松潤が笑いながら話に入ってくる。
潤「体調崩した二人に言われてもなぁ(笑)
翔さんもお前らには言われたくないって言ってるよ(笑)」
雅紀「そうだけど！
でも松潤は強そうだな(笑)」
智「でも毎年冬になると熱出すよね〜？」
雅紀「あ、そっか！
なんだかんだ体弱いもんね！」
潤「弱くねーよ。
むしろ冬しか風邪ひかないんだよ！」
そんなことを話していると、ちょうど翔ちゃんからメールが届いた。
和也「あれ？翔さんさっきまでテレビ出てたのに(笑)」
雅紀「えーっと『みんな元気ですか？
こっちはバタバタして大変だけど、頑張ってるよ。みんなは今4人で集まってるんだろーなー』だってー！
よくわかったな翔ちゃん！」
潤「向こうでも俺たちのスケジュール管理してんだ(笑)」
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作者名：haru | 作成日時：2018年11月13日 17時
