20年の軌跡 15 〜仲間〜 (ページ4)

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424話大切な仲間ページ4

雅紀side

雅紀「でさ！

8時だJの時にあの話暴露されたんだよね！」

和也「相葉さん、よく喋るな〜(笑)」

ニノにそう言われ、俺はずっと喋りっぱなしなことに気づいた。

雅紀「いやぁ(笑)

だってあの頃の思い出って話が尽きないじゃん？」

潤「あの年は濃い年だったからな〜(笑)」

8時だJっていうのは、嵐としてデビューする前、Jrだけでやっていた番組。

俺たちの他に、タッキー＆翼、関ジャニ∞、山Pや斗真、風間ぽん、長谷川純など、たくさんのジュニアが出てた番組。

そしてジャニーさんが言ってたのは、今回、その番組が一夜限りで復活をするというもの。

今じゃ、そのメンバーが集まるのは不可能といっていいほど。

潤「それにしてもジャニーさん、案外すんなりと受け入れてくれたな。」

帰りの駐車場まで辿り着いた時、松潤はそう言った。

さっきのジャニーさん、少し元気がないようにも見えた。

翔「ジャニーさんが出してくれた案だからね。

これからおそらく、事務所を交えての話し合いになっていくと思うし。」

和也「ジャニーさん、ああ言ってはくれたけど、他の人がなんて言うかだね…。」

雅紀「ジャニーさん以上に事務所の人たちは俺たちと関わってくれてるからね。」

例えジャニーズ事務所のトップ、ジャニーさんがOKを出してくれたとしても

普段俺たちの仕事に関わってくれているのは事務所のスタッフさんたち。

おそらく影響が1番出るだろう。

智「…」

リーダーは言葉なく、俯いていた。

雅紀「り…」

声をかけようとすると、間髪入れずに松潤が言った。

潤「まーそんな落ち込むなよ。

俺たちはたくさん話し合って決めたんだから。」

智「あはは…(笑)

落ち込んでないよ〜。」

リーダーはいつものようにのほほんと笑う。

そんな彼を見て、俺たちもほっと胸を撫で下ろす。

雅紀「話戻すけどさ！

8時だJの時に俺とニノと松潤と斗真で舞台やってたじゃん？

その時さー」

和也「いや、またその話！(笑)」

5人で笑い合った。

20年前から、俺の隣にはこの4人がいた。

タッキー＆翼、関ジャニ、山P、斗真、風間ぽん、はせじゅん

大切な仲間がたくさんいた。

俺にとって、この人生はきっと、誰よりも幸せだと感じるし、

この先、どんなことがあったとしても、今までの仲間や経験があれば

絶対乗り越えられるって信じてる。