20年の軌跡 15 〜仲間〜 (ページ25)

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444話ずっと味方で… ページ25

潤side

活動休止の発表まで4ヶ月。

同時並行で行われてきた20周年のライブのリハ。

気持ちが追いつかない…。

今日も一旦家に帰ったものの、ずっと頭を悩ませていた。

もう、ほとんどコンサートの構成は終わっている。

ただ……

自分の気持ちの問題…なだけ。

頭の中は、1月の活動休止発表のことばかりだった。

今年のライブツアーまでは、ファンの子たちは活動休止のことは知らない。

でも来年4月からのコンサートは、活動休止のことを知った状態。

コンサート構成は多少変わるかもしれないけど、ほとんどは変わらず行く予定。

同じ内容でも、気持ちが違うだけで楽しめるものも楽しめなくなる…。

潤「はぁ…

俺っていつも悩んでばっかだなー。」

一人、そう呟いた。

考えたって仕方のないことだっていうのはわかってる。

でも、考えずにはいられない。

みんな覚悟は決めてるんだ。

何を言われたって

俺たちで決めた答えに間違いなんてない。

♫〜

そんな時、携帯の着信が鳴った。

こんな時間に誰だ…？

そう思いながら携帯を見ると…

あー…(笑)

潤「もしもし？」

『おー！松潤！

今度収録よろしくなー！』

やけにテンションが高いこの人物は生田斗真。

ジュニア時代からずっと一緒にいて、俺たちがデビューしてからも、俳優として自分の道を進み続けてきた奴。