423話 黄金期 ページ3
潤side
ようやく1つになった俺たちの答え。
この決断が後にどう転ぶかはわからない。
でも5人なら乗り越えられる気がした。
活動休止は、俺たちにとって、パワーアップ期間になるだろう。
リーダーは一旦心と体を休めて、
残った4人は、自分を見つめ直す期間にもなる。
だからこそ、やりたいことやって
その時に備える。
決して暗い話じゃない。
前向きな決断だ。
5人で答えを出してから、約1週間。
俺たちは再び事務所を訪れた。
ジャニーさんに報告する為だ。
ジャニーさんは…
ジャニーさん「よく決断してくれた。
僕も全力でサポートするよ。」
そう言ってくれた。
でもジャニーさんは少しだけ元気がなさそうに感じた。
潤「ジャニーさん、体調悪いの？」
俺がそう問いかけると
ジャニー「まあいい歳だからね〜。
あ、Youたちにも言っておかないとだ！」
ジャニーさんは突然大きな声を出して、俺たちにこう言った。
俺たちは頭に？マークを浮かべて次の言葉を待った。
ジャニーさん「ほら、今年いっぱいで、タッキーが芸能界引退するでしょ？
ジャニーズを引っ張っていってくれる裏方に回ってくれるってことで。」
潤「あ、ああ。
この前発表されたよね？」
和也「うん。タッキーから直接話してくれたし。」
雅紀「頑張ってほしいね！
同期として！」
翔「そろそろ同期で集まりたいよな〜」
智「って、それがどうしたの？ジャニーさん。」
タッキーのことは俺たちも知っていたし、わざわざジャニーさんから話って…
ジャニーさん「それよそれ！
ジャニーズ黄金期、同窓会しまーす！！」
事務所内に響き渡るような声でジャニーさんはそう言った。
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作者名：haru | 作成日時：2022年8月11日 22時
