。*:＊未来と過去＊:*。2章 ~流星~ (ページ21)

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もう大丈夫ページ21

和也side

ずっと寂しかった。

心の中で何度も泣いていた。

周りに弱いところを見せられず、感情がない人、冷たい人と言われたことがあった。

多分、俺の友達になったらつまらないと思う。

それでも相葉さんはずっと隣にいてくれた。

リーダーも

翔さんも

潤くんも

俺みたいな奴に優しくしてくれて

心配してくれて

支えてくれた。

俺のために泣いてくれた。

少しずつ、みんなと本音で話せるようになってきて

弱いところも、涙も見せられて

本当の仲間になれた気がした。

翔「ニノー。

起こして申し訳ないけど、シャワー浴びてっていい？」

翔さんの声に俺はゆっくり目を開けた。

和也「翔…ちゃん…」

酔いからか、普段呼ばない呼び方で翔さんを呼んだ。

翔「な、なんだよ。

どした？」

戸惑う翔さん。

それが少し可笑しかった。

和也「じゅーんくん。」

今度は潤くんを呼ぶ。

潤「お前、俺たちで遊んでるだろ(笑)」

和也「ふふ(笑)

そんなことないよ〜」

幸せだ。

俺は本当に幸せだ。

家族がいなくても

仲間がいる

支えてくれる仲間がいる。

母さん

俺、もう大丈夫だよ。

安心してね。