才能と夢 ページ12
翔side
材料集めの買い物から戻ると、教室がザワザワしていた。
翔「なに？どした？」
近くにいた松潤に問いかける。
松潤が「あれ」と指を指す方を見ると
翔「え！
何あれ…」
おそらく、お化け屋敷の看板であろうものなのだが、驚くのはその絵。
看板だけで思わず行ってみたくなるような、多分、ホラー好きなら唆るであろう。
リアルでもあり、絵が持つ独特の怖さがある。
翔「あれって…」
潤「リーダーが書いた…」
松潤も大きく目を開けたまま。
雅紀「リーダー、絵上手いんだ！」
和也「そういえば美術の時間、黙々とやってるイメージだったし、そういうの好きなの？」
智「うん、割と好きなの。
家でもよく絵とか描いてる。」
智くんは褒められて少し頬を赤らめていた。
翔「俺は絵とか苦手だからな〜(笑)」
潤「俺もあんまり得意じゃねぇな。」
俺達も3人に近づいていく。
智くんは自分の席について少し話し出した。
智「親が共働きで、兄弟とかもいなかったから昔からずっと絵とか描いて遊んでたの。
ほんとなら専門学校とか行って、将来はイラストレーターとかの仕事とかしてみたいなぁなんて。」
俺は将来の夢について語る智くんを見て、嬉しさが込み上げた。
普段口数が少ない彼だけど、将来の夢について、熱い想いがあるのが意外だった。
翔「…いいな。
智くんならなれるよ。」
俺はそう言った。
智くんは少し驚いた表情をしたけど、さっきよりも顔を赤く染めて言った。
『ありがと』
夢…か。
親父は弁護士。
母親は看護師。
兄貴は東大生。
でも俺は、やりたいこと何もない。
智くんみたいにしっかり夢がある人が羨ましい。
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haru(プロフ) - きよさん» あけましておめでとうございます(^^)寂しいのには変わりないですね…。でも私たちにできることは待つことと応援し続けることですね！こんな素人の作品をそう言って頂けて嬉しいですヾ ^_^♪ありがとうございます！ (2021年1月6日 23時) (
レス) id: 7b40008315 (このIDを非表示/違反報告)
きよ(プロフ) - haruさん、明けましておめでとうございます。大好きな5人に変わりはないけれど、ちょっとした隙間があるのも事実で、haruさんたち書き手さんのお話しで癒されています。ありがとうございます。 (2021年1月6日 6時) (レス) id: ae2dee5c90 (このIDを非表示/違反報告)
haru(プロフ) - みゆさん» ありがとうございます！！ (2020年12月1日 20時) (レス) id: 7b40008315 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ - 楽しみにしてます！ (2020年11月28日 4時) (レス) id: 7af6836f29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：haru | 作成日時：2020年11月27日 16時
