楽しい会話 ページ5
智side
雅紀「智くん足速いじゃん！」
智「そんなことないよ〜」
雅紀「俺、中学の時バスケ部だったんだよ〜
智くん何かやってた？」
智「バドミントンやってたけど、3ヶ月でやめたの〜」
相葉雅紀と名乗った彼。
すごく明るくて元気で、俺とは正反対の性格だった。
もう、ずっと喋っていられるくらい。
俺はどっちかっていうと人と話すのは得意じゃないし、一人でいることの方が好きだけど
彼と一緒にいると、俺が話さなくても話題が尽きなくて、楽しい。
智「あ、間に合ったね。」
学校に着いたのは8時30分。
ホームルームにはギリギリ間に合いそうだ。
雅紀「ね！意外と間に合うでしょ？
ささ、急ご！
あ、智くーん！！クラス一緒だ！！」
俺が間に入って話す時間もなく、相葉くんは笑顔で俺にそう言った。
雅紀「ほら！急がないと！！」
そう言って彼は俺の腕をひいた。
クラスに入ると、ほとんどの人が来ていた。
まあ、当たり前なんだけど。
雅紀「あっれ〜？
あいつも同じクラスだったんだけど、やっぱまだ来てない。」
智「相葉くんの友達？」
雅紀「そう！あいついーっつも遅刻かズル休みするの。」
相葉くんがあまりにも楽しそうに話すから、俺も思わず笑みがこぼれた。
「ちょっと静かにしてくんない？」
隣で迷惑してる彼に気づきもせず。
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作者名：haru | 作成日時：2020年7月12日 20時
