いつもの笑顔 ページ32
和也side
翔さんがニヤニヤして俺を見た。
…なるほどね。
和也「…つまり、松本潤とあんたがいたら、相葉さんはいじめられないって言いたいの？」
俺がそう言うと、案の定、松本潤が「はあ？」とため息混じりの返事が返ってきた。
翔「俺、案外お前のこと、嫌いじゃないよ(笑)
そういう、素直になれない感じ。」
潤「てめぇ…俺が黙ってりゃ言いたい放題言いやがって。」
すぐキレる。
俺は好きじゃない。
でも…
翔さんが言っていることは一理あるなと思ってしまった。
俺だけじゃ、あのいじめは絶対なくならないだろうし
松本潤と翔さんが相葉さんの近くにいてくれれば…
雅紀「…そ、そんな
いいよ…
そこまでしてまで…」
智「…俺も前からいいなって思ってたよ。
想像だけど、松本くん、悪い人じゃない。」
大野さんはいつもの優しい笑顔でそう言った。
それを聞いた松本潤は顔を真っ赤にして…
潤「お前らいい加減にしろよ！
からかってんのかよ…！」
和也「…俺はいいと思うよ。
一人じゃ寂しいでしょ？」
俺は怒らせるようなことをわざと言った。
それに乗っかるように翔さんは続けた。
翔「お前と一緒に喧嘩してみてぇなぁ。
きっと強いんだろうなぁ。」
あ、それは逆効果じゃないか翔さん。
潤「ぜーってぇ嫌だよ！
喧嘩は辞めたって言ったろ！？」
雅紀「あはは(笑)
松潤面白いね！」
相葉さんにいつもの笑顔が戻った。
それを見て、俺も微笑んだ。
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作者名：haru | 作成日時：2020年7月12日 20時
