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ズル休み ページ30
雅紀side
次の日、俺は学校を休んだ。
風邪でも、ズル休みでもなくて…
♪♪〜
雅紀「あ…」
携帯が鳴った。
雅紀「ニノ…」
ニノだった。
でも俺は、今ニノと話すと泣いてしまいそうで電話に出なかった。
のに…
雅紀母「雅紀ー！
和くん来てるよー！」
雅紀「えぇ！？」
母ちゃんに１階から呼ばれて、俺は慌てて…
ガチャ
と、アタフタしていると、当然勢いよく部屋の扉が開いた。
雅紀「うわっ！？
ニノ！」
和也「…相葉さん」
制服を着て息を切らしたニノが立っていた。
雅紀「…あ、
えーっと…」
学校休んだこと、怒ってるのかな
でも…
わざわざこんなとこまで…
雅紀「っ…」
だめだ…
やっぱニノ見るだけで泣いちゃう…
俺が何も言えずにいると、ニノは俺に手を差し出した。
和也「…学校、行こう。」
雅紀「え…」
ニノは俺の前に立ってそう言った。
和也「…大丈夫だから。」
そう、一言。
でも俺には、その声が震えているように感じた…。
そうだよ…
怖いのは俺だけじゃないんだ…
ニノだって…
俺は黙ってニノの手を取った。
ニノも何も言わず、優しく微笑んだ。
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作者名：haru | 作成日時：2020年7月12日 20時
