宿題 ページ18
智side
雅紀「ねぇねぇ！
リーダー宿題やった？」
次の日、相葉ちゃんは朝から元気よく話しかけてきた。
智「ん〜
一応やったよ〜
ってあれ？」
数学の宿題、適当に数字を書いて埋めたのに、かばんの中に入ってない。
雅紀「うそー！
紙すらないのは俺よりも致命的！
あ、ニノー！今日は遅刻してないじゃん！
宿題やったー？」
ゲリラ豪雨のように俺の前から去っていく彼。
智「せっかくやったのにな〜
まあいっか。」
和也「宿題？
そんなのあった？」
ニノは俺に「おはよ」って声をかけて席に着いた。
雅紀「えー！持ってきてないリーダーよりもひどいよー！
ねー！せめて俺だけは怒られないようにしないといけないんだから、誰か俺に宿題見せてー！」
ニノが宿題やってないことがわかると、再び他のクラスメイトに話しかけていく。
相変わらず元気だなぁ。
俺とは真逆な性格。
友達もたくさんいそうだなぁ。
和也「元気でしょ？あいつ」
ニノが俺の後ろの席に座ってそう言った。
智「うん。びっくりするくらい。
ニノと相葉ちゃんはどうして友達になったの？」
初め会った時からの違和感。
もちろん、全く性格の異なる人が大親友になることだってある。
現に俺と相葉ちゃんは真逆の性格なのに友達になった。
和也「…まあ色々あってね。」
智「…？」
何故か彼は困ったように笑った。
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作者名：haru | 作成日時：2020年7月12日 20時
