天然 ページ16
和也side
相葉さんはあんな思いをしても、自ら友達を作ろうとして。
俺は臆病者だから。
そんなことしたくない。
雅紀「あれ、翔ちゃんとニノは学食なの？」
翔「…んだよ翔ちゃんって。
やめてくれよ。」
智「翔ちゃんは蕎麦好きなの？」
翔「…わざとやってんだろ、お前ら。」
本当は、櫻井翔は一緒にいたいとは思わない。
普通の格好してるけど、口調はきついし、俺は嫌い。
もちろん松本潤も。
智「ニノはハンバーグ定食なんだ〜
好きなの？」
和也「まあね。」
智「かわい〜」
和也「…」
こっちはこっちで調子狂うし。
雅紀「ねね！翔ちゃんはなんで友達作らないの？
ヤンキーだから？」
何の躊躇いもなく相葉さんはそう問いかける。
翔「…お前なんで俺がヤンキーってわかったんだよ。」
智「え？」
和也「…え？」
俺たちは目を丸めた。
翔「…え？何？」
あ、意外と天然なパターン？
自分がヤンキーだってバレてないと思ったのか…？
雅紀「あひゃひゃ
翔ちゃん面白いねー！！」
智「あはは〜
バレてるよー(笑)」
翔「やっぱお前にはバレてたか…
言われたもんな。
でもクラスにはバレてないだろ？」
和也「…バレてますよ。
ほとんど知ってるんじゃないですか？」
翔「は！？
まじで！？
そういえば松本潤にもそんなこと…」
櫻井翔は一人でボソボソと呟いていた。
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作者名：haru | 作成日時：2020年7月12日 20時
