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ヤンキー ページ12
翔side
驚いた。
どこかで見たことあると思っていたら、ピンときた。
まさか昔のタイマン相手だったとは。
まあたくさんタイマンしてきたからすぐに出てこなかったけど、確かにあいつだ。
翔「へぇ。
お前まだヤンキーやってんの？」
少し煽るようにそう言った。
潤「そっくりそのまま返すよ。
てめぇもまだヤンキーやってんじゃねぇか。」
翔「はぁ？
俺はもうヤンキーは卒業したんだよ。
見りゃわかんだろ。」
制服だってちゃんと来てるし、髪だって染めたし、ピアスだって外したし
潤「どっからどう見てもヤンキーだろ。
顔がヤンキー顔なんだよお前は。」
え…
なんだそれ…
翔「…まさかあいつも？」
潤「あいつ？」
相葉雅紀。
あいつ、最初から気づいてた…？
俺はもうヤンキーは卒業した。
高校では新たに新櫻井翔として…
潤「俺は別に喧嘩しようって訳じゃない。
見た目はヤンキーかもしれないけど、もう喧嘩はしないよ。
俺とお前がつるむと怖がられるからあんま近づくなよ？」
松本はそうクールに笑った。
なんか、嫌味で返されたような気分。
少しイラッとした。
でも深呼吸して気持ちを落ち着かせる。
翔「俺もお前とつるむ気はない。」
そう言った。
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作者名：haru | 作成日時：2020年7月12日 20時
