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四十六 ページ16
智side
潤と最後に会う前、相葉ちゃんのことを知った。
翔「俺はずっと探してたんだよ。
雅紀のご両親を殺した奴の息子を。」
翔ちゃんは話し始めた。
翔「俺の親父、やってもいない容疑で酷い尋問を受けて、そんで自ら死んだ。
だから、本当に罪を犯した奴が、すぐにいつも通りの生活に戻るなんて…
それにのうのうと生きているなんて許せなかった…。」
雅紀「翔ちゃん…」
翔ちゃんは目に涙を溜めていた。
そんな彼と出会ったのは、相葉ちゃんと俺が出会った前日…
俺は潤と電話をしていた。
他愛のない話。
その中でたまたま彼のフルネームを言った。
それをたまたま通りかかった翔ちゃんが聞いたらしく、俺に声をかけてきた。
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作者名：haru | 作成日時：2020年7月3日 22時
