328話 危険なMr.FUNK ページ28
潤side
翔くんのソロ曲も終わり、俺達が一番緊張している時間がやってきた。
…相葉さんのソロだ。
潤「相葉さん、とにかく怪我だけは気をつけてよ！」
雅紀「わかってるよ！」
和也「落ちないでよ。」
雅紀「大丈夫だよ！」
智「死なないでね！」
雅紀「死なない！」
多分、本人より俺たちの方が緊張がでかい気がする…。
命綱なしで、あの高さは正直俺でも怖い。
でも、彼は一番練習してたし、きっと大丈夫だと思うけど。
相葉さんは笑顔で俺たちに手を振ってスタンバイへ。
和也「あー緊張する！！」
智「大丈夫だよ。相葉ちゃんはね。」
潤「大丈夫じゃないと困るよ(笑)」
そして…始まった。
前半は普通に歌うんだけど、
”Mr.FUNK！”
”Mr.FUNK！”
の声が合図かのように俺の心臓を大きく動かした。
翔「始まった？」
着替えを済ませた翔くんがモニターを見に来た。
潤「ちょうど今から始まる。」
ドク
ドク
ドク
潤「よし…」
布を使って、高くまで登っていく。
彼はいつも通り。
この調子で最後まで行け
メンバー4人が願う中、曲も最後に…
翔「あと少し…」
” キャー！！！ ”
お客さんの悲鳴のような歓声と共に大きな拍手が聞こえ、ソロ曲は終了した。
潤「よし！成功！！」
和也「一安心！」
智「よかった！」
翔「これ毎回心臓持たねぇ(笑)」
俺たちは足早にスタンバイへ向かった。
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作者名：haru | 作成日時：2019年9月3日 14時
