314話 大切な仲間 ページ14
雅紀side
2015年に入って、一発目のシングル。
『Sakura』という曲のPVに、同期である生田斗真が出演することになった。
この曲は斗真の主演ドラマの主題歌に決定した。
斗真「やぁ皆さん、お待ちかねの生田斗真です！」
潤「別に待ってないよ(笑)」
斗真とはバラエティーで共演することはあったけど、こうやって嵐のPVに出ることなんて初めてだった。
雅紀「斗真のドラマの主題歌をやらせてもらえるなんてなぁ。」
和也「あのお調子者の斗真のねぇ。」
翔「お調子者は今も変わってないよ(笑)」
智「その性格は昔からなんだね(笑)」
斗真は俳優としてたくさんのドラマや映画に出演していて、昔の小さくて可愛かった斗真からは想像できないくらい、男らしくなった。
斗真「俺今めっちゃテンション上がってる！
あの嵐と共演するってだけで！」
和也「何言ってんの(笑)
そんなこと思ってないでしょ(笑)」
斗真「思ってる思ってる(笑)
昔はなんとも思わなかったけど、やっぱり今は国民的アイドルだからね！」
潤「お前に国民的アイドルって言われると恥ずかしいわ(笑)」
斗真「そうか〜？
でもほんとに遠くなった気がするな。」
斗真が少しだけ寂しそうな表情になった。
雅紀「斗真…？」
俺が声をかけると斗真はすぐに明るい表情に戻ってこう言った。
斗真「でもさ、こうして一緒に仕事させてもらえると、本当に嬉しいんだよ。
昔の仲間と昔のようにワイワイできるのって良くない？(笑)」
斗真の言葉に、俺たちも笑みがこぼれた。
斗真、俺も嬉しいよ。
Jrの頃、ずっと一緒に頑張ってきた仲間だもん。
斗真も
風間ぽんも
関ジャニも
辞めていった他のJrも
今でも俺たちにとったら、大切な仲間だから。
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作者名：haru | 作成日時：2019年9月3日 14時
