20年の軌跡 10 ～信頼～ (ページ10)

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280話状況ページ10

智side

俺と相葉ちゃんは急いで着替えに行った。

”ぅぁ…っ”

雅紀「ニノ…？」

控え室から、ニノの呻き声のような声が聞こえた。

智「ニノ…」

何があったか、

どんな状態なのか、

まだ何もわからない…

でも、今はコンサートの真っ最中。

雅紀「…ニノ」

智「…相葉ちゃん、とにかく今はコンサートに集中しよう。

俺、ちょっとだけニノの様子見てくるから。

すぐ戻るから相葉ちゃんは、早めに戻って松潤とトーク続けてて。」

心配そうな表情の相葉ちゃんに、そう声をかけた。

相葉ちゃんは、少し躊躇いもあったけど、意を決したような、そんな表情に変わった。

俺たちはプロ。

どんな時でも

どんな状況でも

笑顔でいないといけない。

それに、相葉ちゃんの笑顔は、みんなを和ませてくれる。

だからこそ、彼にはステージに戻って欲しい。