20年の軌跡 10 ～信頼～ (ページ15)

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285話ジャンプアップページ15

智side

着替え終わると、ニノは既にトレーナーさんに腰のケアをしてもらっていた。

スタッフ「あと3分でーす！」

スタッフさんの声が聞こえ、俺の心は焦っていた。

コンサートは5人で成功させたい。

…でも

ニノの体を一番に考えてる。

このまま続けさせていいものか…

和也「くっ…」

声を押し殺して、必死に痛みに耐えるニノ。

見ていられない…

できるものなら変わってあげたい。

俺には何ができる…？

15周年。

デビューした時は全員が同じ方向を向いていなくて、5人中3人が辞めたがっていて

3年後、同じ方向を向いた5人だったけど、デビュー地でのイベントには、4人しかいなかった。

それでやっと15年経って、売れてきて、5人でハワイに来れた。

5人でこのライブを成功させたいっていうのは、全員が思っていること。

だからこそ、簡単に『やめよう』なんて言えない。

それに次の登場は腰に負担がかかる、ジャンプアップ。

その時、松潤がニノに駆け寄った。