20年の軌跡 10 ～信頼～ (ページ18)

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288話嵐ページ18

翔side

翔「えー皆さん、本日は本当にありがとうございました。

この会場に向かう時、15年前ハワイで聞いた楽曲をひたすらに聴いてました。

思い出されるのは、ただひたすらに真っ青な物凄い綺麗なハワイの空でした。

15年前…

その空が青ければ青いほど、

綺麗であれば綺麗である程、

妙な不安を胸に抱えていたのを思い出しました。」

結構、挨拶の内容ってある程度考えてきてから話すことが多いけど

今回はそんなこと必要なかった。

スラスラと…

今の思いが言葉になっていく。

翔「僕たち嵐は仲がいいなんて言われる事が少なくありません。

ふと思い返してみると、

もしかしたら寄りかかりながら、

支え合いながらじゃないと

あの時は立っていられなかったのかもしれない…。

そんな風にすら思いました。」

やっぱり俺にとって、この4人は絶対に必要で、なくてはならない存在。

お互いに寄りかかりながら、

支え合いながら、

ここまで来れた。

翔「15年前、正直違和感しか感じていなかったこの

『嵐』

というグループの名前を、

今これだけ誇りをもって、愛着をもって再びこのハワイの地に戻れたということ、

もうこれは、ひとえに、全て、本当に皆さんのおかげです。

改めてどうもありがとうございます。

あのハワイから、およそ半年のデビューコンサートの時

「嵐のファンでいて良かったと思える様な嵐になっていきたい」

そんな挨拶をしました。

18の時に吐いたその言葉を一心に追ってきたつもりでいます。

これからも、同じ様に嵐のファンで良かったと皆さんに思って頂けるよう、

ただひたすらにその言葉の背中を追い続けていきたいと思っておりますので、

15年以降、明日から、また改めて、どうぞよろしくお願いします。

本日はありがとうございました。」

ここに今立っているのは、

メンバー

家族

スタッフさん

友達

仕事仲間

そしてファンの皆さんのおかげ。

誰か欠けていたら、今の俺はない。

今の嵐はない。