【土方十四郎】きこえますか 2

言ったらダメだと思ってる時に言っちゃうことってあるよね ページ18

「おいしかったか？」




「…！」コクコク







「…






　かわいいな」




あ


素直に思ったことを口に出してしていた



「…！？」





えっ、と目を大きく開け好きな女に
しっかり聞かれてしまった





「い、いや...今のは」





弁解しねぇと...って




二人っきりのこの空間に言い訳もくそもあるか





こんな時、総悟がいれば
「ついにセクハラ発言しやしたよー近藤さん」で
流れが変わるのに





気持ち悪いやつだと思われたな







「すまん、嫌だった、ろ」




想像していたユキの反応は違ってた





真っ赤な顔で唇をキュっと噛んでいて




「...」汗






おいおい、、、そんな顔されたら






「…ユキ」










＿＿＿＿＿ガラッ




「副長ー、報告書出来上がりました」





空気を読まずに入ってきた山崎を睨みつける



なんでタイミングいいときにくんだよ！！？
おかしいだろうが！






(えぇ〜！！？いきなり睨まれたんだけど)





「…」汗





ユキは部屋の隅にうずくまってしまった















「…」



「あ、あの〜…報告書」




「ﾔﾏｻﾞｷｨｨｲｲｲ！！！」





「アァァーごめんなさいぃいい！！」

　

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