【文豪ストレイドッグス】まどマギの世界から来た魔法少女は、マフィアと対立するようで...？

episode 202 ページ7

ウイルス異能者の情報を私が調べ
乱歩さんが推理する。


乱歩さんのナビで、敦くんと
国木田さんはウイルス異能者の隠れ家に
向かって行った。






『…大丈夫でしょうか』






与謝野「それを祈るしか…無いねェ…」






社長のすぐ側にしゃがみ
不安げに見つめる。






『…はぁ』





✄ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ✄





Prrrrr Prrrrr






『…！
皆さん、敦くんから電話が…！』






敦くんから、ウイルス異能者を捕縛したとの
電話があり救急車でその場へ向かう。






ｷｷｯ!!





『敦くん！』





駆け寄り、事情を聞いた。

捕縛した男はウイルス異能者では無かった。
恐らくドストエフスキーに
男は手のひらの上で踊らされたのだろう。






男が、ある資料を見せてきた。









敦「これは軍警の…
ウイルス異能者の資料……！」






『顔や素性がこの人とは
全く違うね。そしてこれも…』






乱歩「偽物だな」





私が言いたかったことを、
続けるかのように乱歩さんが後ろから現れた。






乱歩「資料を信じて捕まえても、
別の真犯人が浮かび上がるだけ。
その先にも別の真犯人…と

延々盥回しにされた挙げ句
本物に辿り着く頃には時間切れ。



それが作戦だ」







敦「じゃ敵は…
乱歩さんの推理力すら利用して？」





嫌な手管だな…






『まるで、太宰さんを相手に
しているみたいな気分になります』






男「そういえば、一言だけ言伝を
預かっている。




《規則の変更はできません》」






与謝野「！」






『…ﾁｯ』





《共喰い》を避けようとする限り
人が死に続けるのか…






乱歩「これで、マフィアとの
交渉材料が消えた。

残った谷崎が危ない」






『分かりました、社長は１度
どこか安全な場所に預けて＿＿＿＿



鏡花ちゃんと、谷崎くんの
救出にマフィアに向かいます』






乱歩「ああ、分かった」

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