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episode 219 ページ24

私と太宰さんは今、
あるカフェの席に座っている。


恐らく今ごろ、ウイルス異能者は
捕縛され共喰いのウイルスは解除
されているのだろう。





『あ、いました』





太宰さんに教えてもらった
特徴通りの人物を見つけた。

ロシア人なのかな?

綺麗な顔立ちをしている







太宰「やァいいカッフェだね」





後ろを通り過ぎようとした
ドストエフスキーに、太宰さんが
話し掛けた。





『随分と驚いた顔をしていますね。
「何故此処が分かったのか」
そう聞きたいんでしょうか?』




目を真ん丸にしている
ドストエフスキーを見つめた。





太宰「実際…極限下の一手だったよ。
かの《魔人》を欺くには

並の手では足りないと
分かっていたからね」





太宰さんは私ににっこり
笑いかけた。

何で私なの…?





太宰「これが私の一手だ」






隣に座って新聞を読んでいた
人物が、新聞を退かした。






フィッツ「久しいな、《鼠》」






そう、北米異能力者集団《組合》の長
フランシス・フィッツジェラルド。

彼の持つ神の目(アイズオブゴッド)と、私のワルプルギスを使って
ドストエフスキーを見つけ出した。







ザザッ







ドスト「!」





後ろから、武装した男達と
特務科の坂口安吾さんが現れた。





坂口「後は我々が引き受けましょう。
太宰くん」





手錠を掛けるために
一人男性が、ドストエフスキーの腕を掴む






ニヤッ…






ゴボッ!!!






ドストエフスキーが不気味に笑うと
血を噴き出して男性は死んだ。





フィッツ「死んだ」






ジャキッ!!!






特務科が、ドストエフスキーに
銃を突きつけた。





坂口「妙な動きがあれば
即射殺します」





ドスト「ええ、行きましょう」





見とれるほど綺麗な微笑みを
浮かべながら、ドストエフスキーは
去っていった。




フィッツ「探偵屋、奴の異能が判るか?」





太宰「いや…」





ドストエフスキーの代表作は、









【罪と罰】

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- 同じく続編希望です 探偵社崩壊の危機 さらにドストさんとの対決や猟犬部隊の人達と夢主ちゃんとの絡みも見てみたいです (2018年12月23日 21時) (レス) id: 6cf2837f77 (このIDを非表示/違反報告)
さら - 面白いので一気読みしました できれば続編をお願いします 今 探偵社が危機の状態です これからの夢主ちゃんの活躍も見てみたいです (2018年8月2日 18時) (レス) id: c831905666 (このIDを非表示/違反報告)
バルス - いいお話です。みすずが出た時に涙が出てきました。これからも頑張ってください。 (2018年1月7日 17時) (レス) id: b23ba81042 (このIDを非表示/違反報告)
Monaca(プロフ) - 桜姫さん» すっっっごい嬉しいです!!!今度番外編作ろうかと考えているので、もしも出来たら其方もお願いします!!!ありがとうございます!! (2017年11月14日 22時) (レス) id: fda5c73159 (このIDを非表示/違反報告)
桜姫(プロフ) - 完結おめでとうございます!!とても面白かったです!夢主ちゃんがとても好きでまどマギの世界から来たというのも素敵でした!終わってしまったのは残念ですが、新しい作品も読んでいます!!これからその新しい作品の更新頑張ってください!応援してます! (2017年11月14日 22時) (レス) id: dcbb5b14a5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Monaca | 作成日時:2017年11月4日 20時

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