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白橋SIDE

 客がドアを開けようとした瞬間に外から店に向かって何かが飛んできた気がした。反射的に客にしゃがめと叫んでしまったけど、どうやら遅かったみたい。

 飛んできたものの正体は小型爆弾。衝撃でガラス窓が割れ、その破片が客に刺さった。まだ頭や喉、心臓、肺に刺さらなかったのが不幸中の幸いかもしれない。急いで客の元に駆け寄って止血をした。

 どうして…いきなり爆弾が投げ込まれたのか訳が分からなかったけど、竜胆さんと通話中だったことを思い出した。…まさか、竜胆さんのせい?あの人の仕事柄…誰かの恨みを買うことはよくあるだろうし、私との繋がりを相手が知っていたとしたら私が狙われるということもあり得る。

 でも私は好きであの人たちと繋がりを持っている。だから、竜胆さんを一方的に攻めることは許されない。

竜「A!」

 「救急車呼んでください、電話はもう切っても大丈夫でしょう」

竜「…あ、あぁ…わかった」

 反社が救急車を呼んでいる絵面、なんだか自然。

竜「5分で来れるみたいだ」

 「そうですか。お客様、もう少し耐えてくださいね。絶対寝てはいけませんよ」

 私の手は客の血で真っ赤になっている。でもそんなのは気にすることじゃない、それに血の匂いはあまり嫌いじゃないし。

 ちょっとして救急隊員が店の中に入ってきた。竜胆さんが梵天の人だってバレると色々マズいから少し隠れてもらうことにした。後でコッソリ救急車の後をついてきてもらう。

救「何があったか説明できますか」

 「はい。お客様が店のドアを開けようとしたら、外から何かが飛んできて横に張られていたガラス窓が割れ、その破片が刺さってしまったんです。誰が何故…どうやって…投げたのかはわかりません」

救「ありがとうございます」

 私は処置を受けている客を見ながら狭くて座りにくい椅子に座っていた。お店開けっ放しにしちゃったまま来てしまったけど、流石にあの残骸を見て中に入ろうとする人はいないと思う。もっとも面倒なのは警察に見つかることだけど。

救「手術室前の廊下で待っていていただけますか」

 「わかりました」

 客はストレッチャーに乗せられ、手術室へ運ばれていった。少ししてから竜胆さんとその下の人が到着。

竜「…A」

 「はい」

竜「ごめん…」

 「謝るってことは、貴方が原因だということを認めてる…そう捉えていいんですね」

竜「あぁ」

 …萎れてるね、結構。そんなにショックだった?

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suffron*(プロフ) - ゆいとこさん» コメントありがとうございます!三ツ谷君が最推しなんで結構序盤絡ませていきたいと思ってるんです!これからも頑張りますね! (2022年11月18日 15時) (レス) id: 8634fbdb13 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいとこ(プロフ) - 続編移行おめでとうございます!(おめでとう…なのか?)いつも楽しく読ませていただいてます!!三ツ谷くん出てくるんですね!今後の展開がすごく楽しみです♪無理せず更新頑張ってください!! (2022年11月18日 15時) (レス) @page1 id: e4df59fc58 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:suffron* | 作成日時:2022年11月17日 23時

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