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竜胆SIDE

 誰だコイツ。っつーか、アレって…Aのことだよな。

竜「何のことだ」

?「俺さ、アレに銃で撃たれそうになったんだけどよ。お前が全部そう躾けたのか?」

竜「知らねぇよ、お前が何を言ってんのか全然理解できねぇ」

 アイツが銃を持ってるのは知ってるけど、持たせたのは俺じゃないし躾けてもいない。どっかの知らない暴力団の人間がアイツに自衛用に渡したものだって言ってたな、確か。

竜「お前、何が目的?」

?「あの女の店を燃やしちまおうかと思ってな。女の経歴、過去は全て調べた。あの女にとって火事はトラウマの一つだろ?」

 ただ銃で撃たれそうになっただけで火事を起こすのか?…いや、違ぇ。コイツは…アイツが俺の大切な女だってことをわかってる。本来の目的はアイツじゃなくて…俺だ。

 巻き込むわけにはいかねぇし。さぁ、どうやって誤魔化そうか。

?「焼死体と溺死体は惨いよなァ、そんな姿をお前に見せたら…」

竜「おい、それ以上口を開くな。早く…死ね」

 俺は男の前頭葉を狙って撃ち殺した。そして、Aの安否を確認するために電話をかけた。

 『竜胆さん?』

竜「店に今客いるか?」

 『え?…今は女性の客が一人だけです。あの…、あまり仕事中に電話かけてこないでください。あ、すみません。…切りますね』

竜「ちょっと待て!」

 Aはため息を吐きながらも電話を切りはしなかった。客と楽しそうに話している声が全て聞こえてくる。

 『…!しゃがんで!!』

 いきなりAが叫び、それとほぼ同時に耳を劈くような爆発音も聞こえた。おい…嘘だろ。

竜「A…?」

 『お客様!』

 A自身は…、大丈夫そうか。でも…客が窓の近くにいたせいか思い切り爆撃を受けたみてぇだ…。

竜「前園、動けるか」

前「問題ありません」

竜「車を出せ。アイツの店に行く」

前「了解しました」

 前園に車を回してもらって、急いでAの店に行った。

 『お客様!お客様!』

竜「A、ソイツどんな状態だ」

 『背中にガラスの大きな破片が突き刺さって出血がひどいです。タオルで押さえつけていますが止まりません。…貴方のせいですか?竜胆さん。…私とこの方は…貴方のせいで巻き込まれたんですか?」

 …言い返す言葉が見つからねぇ。

 俺の仕事のせいで、関係のない人間まで巻き込んだ。…それは事実だから。

 『…とにかく、急いで来てください。話はその後でしましょうか』

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suffron*(プロフ) - ゆいとこさん» コメントありがとうございます!三ツ谷君が最推しなんで結構序盤絡ませていきたいと思ってるんです!これからも頑張りますね! (2022年11月18日 15時) (レス) id: 8634fbdb13 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいとこ(プロフ) - 続編移行おめでとうございます!(おめでとう…なのか?)いつも楽しく読ませていただいてます!!三ツ谷くん出てくるんですね!今後の展開がすごく楽しみです♪無理せず更新頑張ってください!! (2022年11月18日 15時) (レス) @page1 id: e4df59fc58 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:suffron* | 作成日時:2022年11月17日 23時

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