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白橋SIDE

 色々案を練っていたら、既に日は昇りきっていた。嘘…一睡もしなかったの…?昨日もあまり寝られなかったのに、恐ろしい…。

 「今日は晴れだね。良かった」

 天気が悪いと客の入りも悪くなるしね、地球温暖化が進んでいないなら毎日晴れていてほしいぐらい。

 今日は日曜日…。月曜から新しい週だって考える人もいるけど、私は日曜から新しい週だって思うタイプ。三ツ谷さんも同じ人で良かった、来週が食い違っていたら大変なことになる。ちゃんと今週が毎日仕事だってわかっていたから…、きっと大丈夫だよね?明日来てくれるよね?

 「昨日夜食べてなかったし少しスープ食べるか」

 トマトスープ、煮詰めすぎてドロドロになってる…。まぁこれもまたこれで美味しいし良いや。

 「ん〜、この酸味がまた堪らない…」

 鍋の中なくなったら次何のスープにしようかな。オニオンスープ?キャロットスープ?でも人参そんな好きじゃないし、カボチャスープも良いけど…。

 「飲み切ってから考えよう」

 空になった器を洗って、朝の準備を始める。髪の毛を簡単なお団子にして化粧を施す。徹夜をすると隈が薄っすらできちゃうからいつもよりファンでを厚く塗んないといけないんだよね。鏡を見ながら営業スマイルをするのはまだ慣れない、というか気持ち悪い。

 「…さてさて…お店開けますか」

 徹夜はしてしまったけど体も頭も重くない。瞼は少し。

 シャッターを開けて電気を全てつける。

 「眩しいなぁ…」

 お客さん日和〜。

 来るまで今日は他のスーツを全て終わらせてしまおう。そしてマイキーさんのに取り掛かる。

 ミシンの規則的な音は気持ちが落ち着く。店内に響く音がそれだけっていうのもまた良い。集中するための音楽にピッタリ。

?「あの〜」

 「あ、いらっしゃいませ。…って、あら?昨日の」

 今日最初のお客さんは昨日のカップルの人。でも今日は片方だけ、女の人。

璃「昨日、色々伝え忘れていたので…。結婚式のこととか」

 …!この人はなんて気遣いのできる人なんだろう、色々こっちの失敗なのに。

 「私も昨日聞き忘れたことを思い出して少し焦っていたところだったんです、来て下さって本当に助かりました」

 私は璃子さんを飲食スペース?みたいなところに案内した。

 「まずは…、会場のことをお聞きしたいのですが」

璃「私たちは○○ホテルのアトリウムチャペルで式を挙げる予定なんです」

 アトリウムチャペル…。

*→←ウェディング ※時間軸ミスによる訂正有り



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suffron*(プロフ) - ゆいとこさん» コメントありがとうございます!三ツ谷君が最推しなんで結構序盤絡ませていきたいと思ってるんです!これからも頑張りますね! (2022年11月18日 15時) (レス) id: 8634fbdb13 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいとこ(プロフ) - 続編移行おめでとうございます!(おめでとう…なのか?)いつも楽しく読ませていただいてます!!三ツ谷くん出てくるんですね!今後の展開がすごく楽しみです♪無理せず更新頑張ってください!! (2022年11月18日 15時) (レス) @page1 id: e4df59fc58 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:suffron* | 作成日時:2022年11月17日 23時

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