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マイキー ページ35

竜胆SIDE

 ようやく片付けが終わってアジトに戻ってくることが出来た。部屋に入るとケロッとした様子で話している白橋と鶴蝶、そして兄ちゃんがいた。

 あまりにもさっきと違いすぎてまた我慢しているのかと思い、俺は白橋に問い詰めてしまった。本当に何ともないみたいだけど。

 「私は貴方を助けられましたか?」

竜「あぁ…、お前のおかげで仕事は終わらせられた」

 「そうですか、それは良かったです。反社のパーティーに行くということは死にに行くようなものだと元からわかっていましたし、貴方の仕事内容が人殺しということも察していました。わかっていてなお、私は貴方についていったんですからね。どうかあまり自分を責めないように」

蘭「竜胆気に入られてんな〜。兄ちゃん羨ましいわ」

 俺…気に入られてんの?こんな感情も籠っていない話し方してんのに?ホントに良かったって思ってるのかよ、コイツは。

 「竜胆さんは素直ですよね、鶴蝶さんとは少し違う。…恋人にしたら尻に敷かれそうな感じ」

 コイツ…めっちゃ元気だわ。すっげー元気、毒舌が前よりもさらに酷くなってる。こんなに喋れんならもう大丈夫そうだな。

 …兄ちゃん、そんな笑わなくてよくね?俺泣くよ?

竜「ったく…。白橋、送る」

 「…わかりました。もう少し話していたかったですけど、ここに私みたいな人間がいるのはおかしいですよね」

 少し落ち込んでる…?何となく表情に陰りが見えるが…。

マ「…誰だ、ソイツ」

鶴「…!マイキー」

三「アァ゛?女いんじゃねぇかよ」

 「あら…綺麗な人」

 白橋、ソイツの見た目に騙されんなよ。俺ら梵天の中でいっちばん会いたくねぇ最悪野郎だからな。

竜「仕事に付き合ってもらった女」

マ「なんでいる」

竜「毒飲まされたから一旦連れて帰ってきただけだ」

 マイキーは白橋を一瞥し顔をズイっと近づけた。あ…、なんか知らねぇけど気にいられたな、コイツ。マイキーが相手との距離感を考えずに近づくのは珍しい。

 「貴方は?」

マ「マイキー」

 「…あぁ、梵天の首領さん」

 マイキーの方が身長が低いせいか白橋が見下ろす形になっている。

 「綺麗な髪色ですね。…まるで」

蘭「Aちゃーん、帰ろっか〜」

 兄ちゃんナイス…。マイキーにとってイザナという言葉は禁句だ。言った瞬間後ろにいるヤク中に惨殺される。

 「…?竜胆さんが送ってくださると…」

マ「もう帰るのか」

 「え?はい、そろそろ」

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シオン(プロフ) - suffron*さん» マイキー、落ち着いて〜〜 (2022年11月13日 17時) (レス) id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
suffron*(プロフ) - シオンさん» マイキーは夢主とイザナの関係を知りませんからね、一切 (2022年11月13日 17時) (レス) id: 8634fbdb13 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - ちょ〜〜マイキー、これはやばいよ。夢主のイザナみたいだと勘違いしてるぽいやぁ (2022年11月13日 17時) (レス) @page39 id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - suffron*さん» 楽しみに待ってます!!! (2022年11月13日 16時) (レス) id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
suffron*(プロフ) - シオンさん» まぁ答えは次のお話で出てきますので〜 (2022年11月13日 16時) (レス) id: 8634fbdb13 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:suffron* | 作成日時:2022年11月2日 0時

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