〃 ページ26
絡繰SIDE
「ま、俺のことについては一旦置いといて！俺と少しやり合わない？」
「えっ、いいの！？」
「うん、勿論。思い切りかかっておいで」
じゃあ、遠慮なく…、と悠仁は言って俺に向かってきた。悠仁のパンチには少しだけだけど呪力がこもっていた。呪力操作が上手くなっている、後は…この呪力をパンチの速さにドンピシャで乗せてもっと大きな衝撃を与えることが出来れば完璧だね。悠仁の身体能力は相当高い、多分五条よりも高いな。これは…。
「はは…、面白い打撃だなぁ。一度の攻撃で二度の衝撃…、自分の欠点を補えているようにみえる。…でも、本当はドンピシャで乗せられた方が総合的な威力では高くなるんだよね〜。いつかできるようになるけど、呪力操作の練習をもっと上達が早くなるよ」
「そういうのむずくてよくわかんねぇけど、とにかく練習したらいいんだろ！？」
「まぁ〜、そうだね」
部屋の中で戦うのは狭すぎて大変だけど、もしかしたら仕事の中でこういう部屋に押し込められる場合も無いこともないかもしれない。だから、ここで戦うのも練習のうち。
…本当の理由は違うけどね。
「…どうした？五条」
「あれ、Aもいた。いいや、二人ともちょっと来てくれる？悠仁は課外授業。呪術戦の頂点、領域展開について教えてあげる」
五条は俺と悠仁に手を当てて瞬間移動をした。目的地は…？
…まさかの湖〜。しかも…未登録の特級呪霊！え…、俺も戦えと？嫌だよ、めんどい。仕事じゃないし…。
「！！ソイツは」
「見学の虎杖悠仁君です。後、僕の同期〜」
「富士山！！頭、富士山！！」
「富士山…っ！」
笑いをこらえるのに必死で辛い…！ツッコミが的確過ぎる…！
「自ら足手纏いを連れてくるとは、愚かだな」
「大丈夫でしょ。だって君、弱いもん」
「ふふっ、違いなーい」
宿儺に比べたら全然弱い呪霊だ、いくら未登録の特級呪霊だとしても俺たち二人に敵うわけがない。それに、きっとこいつにとって俺が来るのは想定外だったはずだ。五条だって元々は悠仁だけを連れてくるつもりだっただろうし。
俺たちがこいつを揶揄ったら、頭の富士山が爆発した。短気は損気、寿命縮まっちゃうよ〜？
「舐めるなよ、小童共が！！！そのニヤケ面ごと呑み込んでくれるわ！！！」
悠仁がこいつの呪力量と覇気に怯えている。
「大丈夫、僕から離れないでね」
「領域展開“蓋棺鉄囲山”」
へぇ…。
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suffron*(プロフ) - 紫さん» わぁ〜！ありがとうございます！ (2022年4月30日 0時) (
レス) id: 8634fbdb13 (このIDを非表示/違反報告)
紫 - 好きです！更新頑張ってください (2022年4月29日 23時) (レス) @page4 id: 45b1199f21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：suffron* | 作成日時：2022年4月29日 15時
