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*
「......」
「あはっ.......あはは......」
「はっはっはっはっ......いやあ......生きてたな。見事に」
「一瞬天に昇る気持ちだったわ」
「それもいいな。ロビンちゃんとAちゃんとなら一緒に天に昇たいぜ！」
「貴重な体験だったね」
無事に私達の影が戻り、消滅しかけていた体が戻った。
まさに危機一髪である。
呑気に笑う私達を見て、ウソップが声を荒らげた。
「笑い事か！！アホ共！！本気で死んだかと思ったわ！！頭スッ飛んでたんだぞおめェら！！」
「恐いもの見た......」
「あっちも皆無事みたいだ」
チョッパーの視線を辿ると、ローラ達海賊が何やら盛り上がっていた。
「朝日だーー！！」「朝日もう怖くねー！！」
「影があるー！！」「やったやったー！！」
なんて叫んでいる。
朝日を受けて“存在”が消えかけていたけど、間一髪影が戻ることで実体は再生した......
影と体は同じ形をしているから、私達は元に戻ることができたのだろうか。
「安心しろ。もう一生影が体から離れるなんて面白ェ事件は起きねェよ」
「とにかく誰も消えずに済んでよかった」
「あ〜......どっと疲れと眠気が襲ってきたぜ。コーラねェのか......」
ほっと安堵したような顔をして、各々口を動かす。
この島に入ってからの奇妙な生物や出来事は全てモリアの見せた“幻夢”。
アイツが倒れた今、この島には何も残ってない。
悪い夢から覚めた見たいにみんな消えてしまった......
「全くたちの悪ィオバケ屋敷だった......！！」
サンジが言った。
ほんとうにそう思う。死者を動かすなんて、あってはならないことなのだ。
はぁ.......と一息ついて腰を下ろそうとした。
瞬間、平衡感覚がなくなり足に力が入らなくなる。
あれ、なんか目がチカチカする。
世界が、回ってる。
皆が、歪んでく。
あ......私が倒れてるんだ。
気付いたときには私は倒れていた。
そんな私に近くにいたナミが声を上げる。
「A！？」
ルフィを診ていたチョッパーが駆け寄ってくる。
「師範！！」
セトが慌てた顔をする。
回らない頭で必死に考える。
あ、そうだ。私、血を流しすぎたんだ。
それをかまわずに戦ったから......
どんどん暗くなっていく視界。
私はそのまま意識を手放した。
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てんり(プロフ) - ルナ ルナさん» わー！！ありがとうございます！！！！！めっちゃ嬉しいです！！頑張ります！！ (2020年4月28日 18時) (
レス) id: 41b9255c4e (このIDを非表示/違反報告)
ルナ ルナ(プロフ) - 続編おめでとうございます！！！！！！！！！この作品ホントに面白いので、これからも頑張ってください！！！ (2020年4月28日 15時) (レス) id: 65c9fb08c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てんり | 作成日時：2020年4月26日 20時
