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「え、えっと......」
ずっと支えられてるのも申し訳なくなり、立ち上がる。何故私達がこの船に乗せられたのか、全く分からない。
「チョッパー！こいつ見てやってくれ！」
そう言って麦わらの男は船医らしき人物にセトを預けた。人物っていうか、たぬき？？
「......気絶してるだけだ。医務室に運んで様子を見よう」
カラスが喋ってるくらいだから今更驚きはしないけど、ここの世界のタヌキは喋るのか？
セトはロボットみたいな人に抱かれ、船内へと入っていった。
「それよりも、お前らはこんな場所で何やってたんだ？」
「偉大なる航路であんな小さな、しかも今にも壊れそうな舟で......」
皆から、怪訝な目で見られる。
「えっと......旅？」
ぱっと出てきた言葉はそれだった。あながち、間違いではない。
「......ちょっとまって......あなたもしかして......」
黒髪の美人な女の人が何やら紙を持ってそう言った。
「どうしたロビン？」
ロビンと呼ばれた女の人は紙を私達の方へと向けた。
それは手配書だった。
「 4500万ベリー “紅眼のA” ってあなたのことじゃない？」
「え！？」
「おま、賞金首だったのか！？」
私が賞金首......！？確かに、手配書には私の写真が載せられてる。後ろ姿だが目線だけがこちらに向いている。私の赤い眼が暗闇の中輝いていた。
......どこで撮られたんだこんなもの。
「こうがんのA？お前の名前、Aっていうのか？」
麦わらがそう言って私の顔をまじまじと見た。
「そ、そうですけど......何か......？」
「お前、エースって知ってるか？」
「......！！まさか、あなたエースの弟？」
エースがいつも言ってた。俺には大切な弟がいるって。血は繋がってないけど、兄弟なのには変わりはないって。
その人は麦わら帽子を被っていて目の下に傷跡がある。
目の前にいる男もまた、麦わら帽子を被っていて目の下には傷跡。エースの言っていた特徴に次々と当てはまる。
なんでもっとはやく気付かなかったんだ私。
「ルフィの兄ちゃんが言ってた大切な仲間って、こいつの事だったのか」
「なら、安心ね！あの舟じゃ危険だから暫くはこの船にいたらどう？」
「レディ......こちら、ハーブティーでございます。心と体をゆっくりとお安めになって下さいませ」
「......ぐるぐる眉毛」
「あ゛あ゛ん？」
どんどんと進む会話。ついていけない私。
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てんり(プロフ) - ルナ ルナさん» わー！！ありがとうございます！！！！！めっちゃ嬉しいです！！頑張ります！！ (2020年4月28日 18時) (
レス) id: 41b9255c4e (このIDを非表示/違反報告)
ルナ ルナ(プロフ) - 続編おめでとうございます！！！！！！！！！この作品ホントに面白いので、これからも頑張ってください！！！ (2020年4月28日 15時) (レス) id: 65c9fb08c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てんり | 作成日時：2020年4月26日 20時
