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*
「はぁーっ、はぁーっ、」
「おいおい......それが限界かァ？もっと俺を楽しませてくれよ」
結論。
圧倒的力の差。
吹き飛ばされるから、近付こうにも近付けない。
攻撃が当たったとしてもすぐ治る。
強すぎじゃん！こんなの、勝てっこない......！
「ふふ......まだまだ余裕！」
嘘。余裕じゃない。
ケタ違いの強さだ。
だけどそれを認めたくなくて、笑みを浮かべる。
誰に似たのかわからないが、口だけは達者になってしまった。
「そろそろ時間だァ。お遊びはここまでとしよう」
「血鬼術 空間操作」
パチン！ と鬼が手を叩くと、私の目の前には鬼。
え＿＿＿
そう思ったときにはすでに遅し。
お腹に違和感を感じた時、私の体は近くにある木にぶつけられた。
「いったぁ......」
「人間の体は脆い。お前のその体でどこまで持つか」
「こっちは師範の鬼の稽古で鍛えられてんだ。そう簡単にくたばるもんか」
「ならば楽しみだ。......だがそろそろ終わりだ」
そう言ってまた鬼は手を叩く。
すると今度は建物の中にいた。
鬼は、いない。
「......は？」
空間操作＿＿＿あの鬼の血鬼術は、物を一瞬のうちに移動させる能力。
発動条件は手を叩くこと。
でもなぜ？アイツの能力は身体強化系じゃないの？
2つの、血鬼術を持ってるというの？
「キシシシ！！来たか。紅眼のA」
鬼の代わり......と言っちゃなんだが、デッカい何かがいる。
「あなたは？」
「俺はゲッコー・モリアだ。よく覚えておけ」
モリアっていったら、ブルックたちの影を奪った張本人ではないか。
目の前の男が......彼らの幸せを奪った。
「......で、森の中の鬼とあなたはどんな関係が？」
「どうってことねェさ。
俺はアイツの能力を気に入った。アイツにこの島に隠れてる人間と“影”を与えることを条件に、俺の手下となった」
「影？」
「キシシシ！！その怪我、アイツにやられたんだろ？
普通の人間に“影”を与えると、“影”は数分で本来の持ち主の元に帰ってしまう。
アイツには魂があるが、何故か死者と同じ体質なんだ。永遠と、“影”はあいつの中にとどまり続けた」
ちなみにあの“影”はこの世界の力士のものなのだとか。
納得した。
だからあの鬼はあのパワーを持っていて尚且つ血鬼術も使えたんだ。
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てんり(プロフ) - ルナ ルナさん» わー！！ありがとうございます！！！！！めっちゃ嬉しいです！！頑張ります！！ (2020年4月28日 18時) (
レス) id: 41b9255c4e (このIDを非表示/違反報告)
ルナ ルナ(プロフ) - 続編おめでとうございます！！！！！！！！！この作品ホントに面白いので、これからも頑張ってください！！！ (2020年4月28日 15時) (レス) id: 65c9fb08c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てんり | 作成日時：2020年4月26日 20時
