76. ___ ページ30
*
「......おんのれ貴様ら！おれはスパイダー！すぐにまたそこに行くぞ！......ん？」
下でザワザワしだしたゾンビたちの視線を辿る。
「ん？？」
「空から何か......いや誰か！！降ってくる！！」
「ボォーーン！！骨だけに〜〜！！」
これは.......
何かが落ちた場所は、くっきりと地面に跡が付いていた。
細い手足。アフロ。そしてさっきの......あんまり笑えないジョーク。
「まぁ......おそよ見当はついてんだが......」
「ヘイヘーイ！あっあっあっ！
妙な邪魔が入ったが！おれからは逃げられんぞ！足場なんかいくらでも作れるからな！！」
さっき落としたはずの巨大グモが再び私達の前に現れる。
「おお、ちょうどいい石柱があるな。おめェら少し間を繋いでろ。ちょっと武器作ってくる」
そう言って私達にこの場を託すフランキー。
「シャ〜〜！！“スパイダーねっとり網”！！」
クモの手からねっとりした何かが飛んでくる。
「風の呼吸 肆ノ型 昇上砂塵嵐」
その何かを斬撃で吹き飛ばして防御する。
「“六輪咲き”“スラップ”！！」
ロビンがクモの目の周囲に手を生やし、眼球を触った。
「ギャーー！！眼球に何か触った！！」
それでクモが自身の顔に手を当てる。
自分で出した“ねっとり”が自分の顔につき、慌てるクモ。まぬけ。
そこでフランキーの準備ができたようだ。
彼は短時間で石柱ヌンチャクを作り上げたようだ。
だけどそのフランキーが攻撃するが、全然効かない。
「あァっ！！」
悲鳴が聞こえ、振り向く。
後ろではロビンが、クモの巣に絡まっていた。
「ごめんなさい......！油断を！他にもクモがいたなんて」
一瞬気を取られた私達にもそれがまとわりつく。
「ぐわっ！しまった！！」
「わっ！！」
ぐえっ と変な声が出て、べったりと体中に蜘蛛の糸がまとわりつく。......気持ち悪。
これは終わった。抜け出せそうにない。
そんな時どこからともなく歌が聞こえた。
「ヨホホホ。いやはや皆さんこの島に入ってきてしまいましたか」
歌の正体はブルックだった。
「あなた、下からどうやって......」
「ジャンプしました。軽いのです」
ロビンの質問にブルックが答える。そして続ける。
「来てしまったのなら仕方ありませんね！！この島の全てをお話しましょう！！」
そう言ってブルックはこう言った。
「鼻歌三丁......矢筈斬り！！」
彼の鞘に刀が収まった瞬間、巨大クモは倒れた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 235人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
てんり(プロフ) - ルナ ルナさん» わー！！ありがとうございます！！！！！めっちゃ嬉しいです！！頑張ります！！ (2020年4月28日 18時) (
レス) id: 41b9255c4e (このIDを非表示/違反報告)
ルナ ルナ(プロフ) - 続編おめでとうございます！！！！！！！！！この作品ホントに面白いので、これからも頑張ってください！！！ (2020年4月28日 15時) (レス) id: 65c9fb08c2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：てんり | 作成日時：2020年4月26日 20時
