63. ___ ページ17
*
船を近付けようとしたその時、何かが落ちた。
「えっ！？何！？」
「勝手に錨がっ！！」
「......錨なんて誰も触ってねェぞ！？」
「......！？作ったばっかで歯車が緩むわけねェしな......」
「とにかく巻き上げろ！船がバランスを失うぞ！！」
バンっ！！！
「ん！？」
「......！？なんだ、ハッチが勝手に開いた？誰か触ったか！？」
「いや、誰も近づいてねェ」
なんだ......？何が起こってるの......？
「ん？」
今度は何？
声が聞こえてきた方を見る。
「ん？」
ルフィの頬が、にょーんと伸びる。
「おいルフィ！てめェ何やってんだこんな時にふざけやがって！！」
違う違う！と否定するが、未だにびょーんと頬を伸ばすルフィに怒るサンジ。
バチン！！
「ぶおっ！！」
そう言ってハッチにハマりに行くルフィ。
「だからなに遊んでんだよお前は！！？」
「......猛獣の声？」
ロビンが呟く。
「ん！！？」
ビュンっと目の前を通っていくのはゾロの刀。
「危ねえ麦わら！！」
「ぐへっ！」
フランキーがルフィを蹴飛ばし、刀だけが芝生に刺さる。
「おい！どういうつもりだ！！」
「悪ィ！！刀が勝手に......！！」
どうも、さっきから不思議なことが起こりすぎてる。
「......妙だな」
「......俺達以外にこの甲板に......何かいるってことか......！？」
「......！！誰かに触られた感覚はあった」
「......さっき、猛獣の唸り声が聞こえたわ」
「猛獣！？」
「ますます分からねェ......！！」
すると、サンジが走り出した。そして船から飛び降りようとする。
「俺は島へ四人を助けに行ってくる！！」
が＿＿＿
「ほげーーっ！！」
「「えーーっ！！？かっこ悪っ！！」」
サンジは船にぶつかり逆さになって浮いてきた。そしてすごい速さで反対側まで飛ばされる。
「おいサンジ！！？」
「......くっ......！！何だ、今のは畜生！！」
ヨロヨロしながら立ち上がるサンジ。
「お前今『ほげー』って言ったぞ」
ここぞとばかりに言うゾロ。
「うっせーてめェ！！同じ目にあえ！！」
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てんり(プロフ) - ルナ ルナさん» わー！！ありがとうございます！！！！！めっちゃ嬉しいです！！頑張ります！！ (2020年4月28日 18時) (
レス) id: 41b9255c4e (このIDを非表示/違反報告)
ルナ ルナ(プロフ) - 続編おめでとうございます！！！！！！！！！この作品ホントに面白いので、これからも頑張ってください！！！ (2020年4月28日 15時) (レス) id: 65c9fb08c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てんり | 作成日時：2020年4月26日 20時
