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*
「じゃあ、お前オバケじゃねェんだな！？」
「人間なのか！？人間じゃねェけど！！」
さっきよりは恐怖心が和らいでいる様子のチョッパーとウソップ。
「ええ私オバケ大嫌いですから！そんなものの姿見たら泣き叫びますよ私！！」
オバケみたいな姿してるのに？
そう思ったことは言わないでおく。
「あんた鏡見たことあるの？」
と、ナミがブルックに鏡を向けた。
「ギャーー！！やめてください鏡は！！」
叫ぶブルック。
なに？どうしたの？
不思議に思ったウソップが同じように鏡を覗く。
そしてこう言った。
「お前なんで......！！鏡に映らねェんだ！？」
え……？
「ほんとかー！！？スゲーな！！」
「バ、バンパイアか！！？」
「よく見りゃお前、影もねェじゃねェか！！」
「うわー！！本当だ！！お前実は何者なんだー！！」
次第に慌ただしくなる船内。
そこで落ち着いている者が一人。
ズズ......とブルックが紅茶を飲んだ。
「いや落ち着くとこかよ！！」
「こっちは騒いでんだぞお前のことで！！」
サンジとウソップがツッコむ。
「......“影”は数年前、ある男に......奪われました」
ブルックは、静かにそう言った。
「奪われたって......」
「......影を......？」
何か心当たりのあるような顔のロビン。
話を続けるブルック。
「影を奪われるということは、光ある世界で存在できなくなるという事で、“直射日光”を浴びると私の体は消滅してしまうのです！！」
日を浴びると消滅って......なんか鬼みたい。
「同じ目にあった誰かが太陽のもと消えていくところを目の当たりにしました......！！
それはもう、身の毛のよだつ光景でした。ガイコツなのに」
......だから“光”で地面に映るはずの“影”がないように、鏡や写真とかに彼の姿が映ることもないってことか。
「つまり私は光に拒まれる存在で！！仲間は全滅“死んで骨だけブルック”です。どうぞよろしく！！」
「なんで明るいんだよ！散々だなお前の人生」
「なのにコツコツ生きてました！骨だけに！」
「うるせェよ！！」
ヨホホホ！！ヨホホホ！！
するとブルックは急に笑いだした。
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てんり(プロフ) - ルナ ルナさん» わー！！ありがとうございます！！！！！めっちゃ嬉しいです！！頑張ります！！ (2020年4月28日 18時) (
レス) id: 41b9255c4e (このIDを非表示/違反報告)
ルナ ルナ(プロフ) - 続編おめでとうございます！！！！！！！！！この作品ホントに面白いので、これからも頑張ってください！！！ (2020年4月28日 15時) (レス) id: 65c9fb08c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てんり | 作成日時：2020年4月26日 20時
