訳ありPrincess【JUMP】*2*

#94 ページ47

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ﾄﾝﾄﾝｯ






『神崎です』


涼｢山田です｣







社長さん｢どうぞ｣









涼.貴『｢失礼します。｣』







2人で静かに社長室に入る。







社長さん｢You達どうしたんだい？｣







早速問いかけられる。

この報告は涼介がしようと決めていた。






行く途中に



涼｢ジャニーさんには俺から報告したい｣



と言われた。





やっぱりこういう所は紳士だな、と感じた。








涼｢お話があります。｣







社長さん｢そうか。

立ち話もあれだから座りなさい。｣








社長さんの前の椅子に腰をかける。







涼.貴『｢失礼します。｣』







涼介は深く深呼吸を一回して







涼｢実は…





俺達、付き合うことになりました。｣








涼｢なので

交際を許して頂けませんか？｣








2人で頭を下げる。








社長さん｢付き合ってる事は知ってるよ。｣









涼.貴｢え…？！｣







予想外の返事に戸惑う。








社長さん｢朝からトップニュースだったからね。｣








『なるほど…』








確かにテレビを見ていれば目にするだろう。









涼｢それで…お許し頂けますか？｣








息を飲んで返事を待つ。








社長さん｢あははは｣









急に笑いだした。








社長さん｢meが反対すると思うかい？｣









『いや、その…』








涼｢ジャニーズですし…｣









社長さん｢meは大賛成だよ！｣









涼｢ありがとうございます！｣









『ありがとうございます！』







社長さんの言葉に笑顔で溢れる。








社長さん｢その代わり…




涼介はAを大事にしなさい。
絶対に傷つけてはならない。

それが条件だ。｣









社長さんは真剣な顔だった。


社長さんは私の恩人の1人だから
精一杯、恩返しをしないとね…









涼｢はい！


約束します。俺はAを離しませんから｣









社長さん｢ならいいんだよ。｣









『社長さん、ありがとうございます！』








頭を思いっきり下げた。








社長さん｢Aには幸せになってもらいたいからね。｣









その言葉に涙が零れそうになる。







それを堪えて笑顔を向けた。



《ありがとう》《大好き》の感謝の気持ちを込めて…








その後は

3人で色んな話をしてから帰った。



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