訳ありPrincess【JUMP】*2*

#91 ページ44

*







LIVEが終わり

それぞれシャワーを浴びたり、着替えたり。







＿＿＿＿＿10分後







全員が着替え終わり楽屋に集まっている。








『楽しかったねー！』








光｢ほんとな、｣







大｢サプライズも成功して良かったしな。｣








『う、うん///』






顔が赤くなるのがわかる。








薮｢山田、頼んだぞ。｣







宏太君が涼介の肩を叩く。







『おう！』







LIVEが終わってからは涼介話してない。





お互い付き合い始めた実感も湧かず気まずい。









薮｢じゃあ、そろそろ帰るか！｣







JUMP｢はーい｣







今日は全員で一つのワゴン車に乗って帰る。







車に揺られて30分。







JUMP｢ありがとうございました！｣







運転をしてくれたマネージャーにお礼をして

車を降りる。








ｶﾞﾁｬｯ






家に帰ると皆疲れていたのか

自分の部屋に直行して寝てしまった。









私は部屋に戻っものの中々寝つけない。







『行ってみるかなー。』







JUMPがシェアハウスしている家には屋上がある。





でも行っていいのか分からなくて行った事がない。








恐る恐る屋上への入口を開けると









『涼介···？！』







屋上にある一つのベンチに涼介が座っていた。








涼｢A···！どうしたの？こっちおいで。｣








『うん、』







羽織っているカーデガンを抑えながら

涼介の隣に腰を下ろす。







『前から屋上気になってて寝れなかったから来てみたの。

そしたら、涼介がいて···』









涼｢そっか


俺は結構来るよ、屋上。

悩んだ時にはここに来ると答えが見つかる気がしてね。気分転換にもなるし。｣








という事は

涼介は今悩んでる···？








『涼介···』








涼｢ん？｣








『悩み事あるなら言って？』








涼｢え？｣








『だって、悩んだ時にここ来るんでしょ？


だから今悩んでるんだよね···』








涼｢あ、大丈夫だよ？｣







なんで涼介は相談してくれないんだろう。

私だって涼介の力になりたい。







『涼介！私、涼介の彼女だよ？

それに涼介の力になりたいの。
守ってもらうばっかじゃなくて···！』






頑張って思いを届けた。


*

#92→←#90

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す