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3話 ページ5
「おい、朔彦。その依頼人っていうのは、そんなに怪我をしているのか。」
「そんなことないんじゃないの。
いくら依頼とはいえ、こんな山奥まで来るのは猟師ぐらいだろう？」
「そうか？」
と、私たちが勝手に憶測していると
朔彦が突然、話を区切った。
「いや、かなりの大けがだったぞ。
依頼人は、女だ。
足取りもかなりふらふらしていて危なっかしい様だった。」
「はぁ？
大けがしてまでどうしてこんなところに？」
「そんなことを言われても困る。
まだ話は、聞いていない。
ただ、相当焦っていた様子だったぞ。」
「ふーん、なるほどね。
まあ、こういう時は話をきくにかぎるな。」
そうして桜は、部屋の前まで来ると
「ようこそ、戦闘部隊 百花繚乱へ
妖怪がらみの困りごとや、
武術を必要とする依頼ならば、
どうぞお受けいたしましょう
初めまして、依頼者さん。」
と大きな声で言い放った
全く、調子のいいやつだ。
金の話になると、すぐにやる気になるのだから
55hitありがとうございます！
今日はもう遅いので明日投稿させていただきます
続く
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作者名：絹 | 作成日時：2017年6月15日 20時
